幼少期の私①

普通に学校に通い

家には共働きの両親がいて、おばあちゃんも同居の過程で育ちました。

 

物ごごろ着いた時から、おばあちゃんが

いつもそばいました。

 

学校以外は朝ご飯も、夜寝るときも

ずっと一緒。

 

それが普通なんだと思って、毎日過ごしていました。

 

ただ、このおばあちゃんが、

曲者でした。

 

外ではニコニコして愛想のいいおばあちゃん。

 

だけど、ひとたびうちに入ると、

こどもの私に向かって

あの人のあれが嫌だの、あの人は、顔がだめだの

とにかくありとあらゆる文句をいうのです。

 

そして、私の両親のことも悪くいうのです。

(ちなみに母とおばあちゃんは血のつながった親子です。)

 

あんたの親は、ダメな親だ

あんな風になっちゃいけないんだよ」と

 

ことあるごとに言い聞かされた私は

そうかうちの親はダメな親だから

わたしはそうならないようにしなきゃと

思いこまされました。

 

そして、おばあちゃんはとにかくすべてが気に入らないから

 

私にも毎日ダメ出しです。

 

顔がダメだの、友達なんかつくるもんじゃないとか、

遊んじゃだめだの、学校が終わってまっすぐかえらないか

 

予想した時間に帰ってこなければ、二時間も三時間も延々と

責め立てます。

 

みんなの早くうちに帰りたいなという言葉が

全然意味がわからなくてないなと思っていました。

 

だって、私は帰ったら怒られてばっかりなんだもの。

 

 

・・・続く