幼少期の私③
祖母は私に言葉の呪いをかけました。
「おまえがダメなのは宿命だから。」
要は、がんばっても報われないみたいな意味で、
過去世において、罪をおかして生まれてきたから。
現世では報われないというのです。
半ば、10代にして、ほんとになんのための生まれてくるだろう?
両親も助けてくれない、一人部屋をもらっても
勉強をずっとしていないとものすごい剣幕で怒り
ドアもノックしないで、ずかずか
心の奥まで入ってきてズタズタにしていきます。
母が私の部屋に入ろうとすると、それを阻むことも・・・。
「今、勉強してるから、邪魔するな、偉いひとになるんだからな!」と
また、時には親子で、少しでも楽しそうに話そうとすれば
嫉妬なんだかわからいけど、自分中心にしないと
また、文句が延々と続きます。
祖母の顔色をみんな伺いながら、息をひそめて暮らしていました。
実家にいるときは、
それがおかしいとは本格的には思えなくて、
誰かに相談しようにも、祖母が外ずらがよかったため
私が反抗期でわがままになっていると思い込んでいる人もいて
打ち明けることもできなかった。
両親のことも、恨んだし、祖母にもあまりにも心もとないセリフを
浴びせられるので、時々殺意が芽生えてくるようにもなっていた。
このままでは、感情が爆発して、祖母に手をかけてしまうかもしれない。
それでは、自分があんまりだ!
これは、犯罪者になる前に、家を早くでねばと、内心きめて
顔にもださないように、大人になるのを待ちました。
続く・・・